考えるバスケットの会メールマガジン バックナンバー
日時 | タイトル |
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2017/12/20(水) 19:30 | 【其のニ四】ふつうの中学生が全国2位になったお話。 |
こんにちは、中川です。
お待たせしました!
『ふつうの中学生が全国2位になったお話。』
第1話、第2話、第3話、第4話、第5話
第6話、第7話、第8話、第9話、第10話
第11話、第12話、第13話、第14話、第15話
第16話、第17話、第18話、第19話、第20話
第21話、第22話、第23話
からの続き。
今日は
いよいよ最終話となります。
松山全中決勝戦!
結果は・・
愛知の萩山に
40:43で
惜しくも敗退!><
全国1位とはなりませんでした。
=========
▼決勝ハイライト動画
萩山vs下関東部(8分23秒)
https://youtu.be/ePNOte80Ye0
==============
萩山は大きく、
そして強かったです。
ですが、
持てる力すべてを
出し切りました。
決勝戦のあと、
小林先生は僕らに
こうメッセージしてくれました。
「勝ったもんが善くて、
負けたもんが悪いことはない。
お前らが全力を出しきったなら
それが一番大切なことじゃ。」
いつもの
「ほーーー!」ではなく、
穏やかな表情で
語りかけてくれました。
その瞬間、
本当の意味で
全国と僕らの3年間が
終わったのだと理解しました。
ひたすら僕らを
ここまで引き上げてくれた、
小林先生。
思い返せば、
大会期間中、
先生に怒られた記憶は
全くなく、
大舞台になればなるほど、
逆にのびのびと
プレーさせてくれたように思います。
”共に戦っている感覚”と
言うんでしょうか。
いつも先生が横にいてくれる
感覚があったから、
僕らはとてもつなく
大きなチャレンジに、
逃げずに向かっていくことが
出来たんだと思います。
・・
・
「全中決勝、どうでした?」
色んな方から
これを聞かれますが、
特別なことって
実はなかったんです^^;
毎日、
練習で小林先生に
言われてきたことを
試合でやっただけなのです。
「練習は手を抜くな!」
「試合をイメージせい!」
「全力を出しきれ、ほー!」
のちの月バスインタビューで
先生はこのように語っていました。
~~~~~~~~
大会を通して子供たちは、簡単なことに集中できるようになった。
この一本に集中するという、すごく簡単に思えて難しいことを、勝っていくことによって覚えていった。(小林監督)
~~~~~~~~
「目の前のことに全力を尽くせ!」
思えば小林先生は、
3年間これしか言って
いなかったように思います。
練習は嘘をつかない。
...なだけに
練習で嘘をついてはいけない。
吐きそうに
なりながら取り組んだ
しんどいディフェンス練習も
深夜0時過ぎまで
富永に課したシューティング練習も、
飽きるほどやり込んだ、
セットオフェンスの練習も
全部一貫して同じことを
メッセージしていました。
「目の前のことに全力を尽くせ!」
と。
その後の
バスケット人生につながる
大切なことを、
僕らは日々の練習と、
全国大会での
夢のような体験と感動を通じて、
カラダ全体で学ぶことが出来ました。
・・
・
決勝戦のあと、
小林先生は部員一人一人に
声をかけていました。
全国で一度もコートに
立つことがなかった
シューターの高呂には、
「すまんな高呂、でもお前が
自主練しているのは、いつも見とったぞ」
何かとエモーショナルな大下には
「お前のDFFのおかげじゃ、大下ありがとう」
いつもベンチで
声を枯らしてくれた児林キャプテンには
「お前がおらんかったらこのチームはなかった」
それぞれに
言葉をかけていました。
「バスケット人生で一番
きつかったのはいつですか?」
これを聞かれたら迷わず、
「中学時代!!」と答える、
僕らの中学バスケの3年間は
これにて終了となりました。
田舎の中学生が
先生の愛と情熱を受けながら、
ただただ先生を信じ、
必死に愚直に頑張り続けた3年間。
仲間と耐え忍び、
大きく成長できた
この時間は一生ものの宝物です。
・・
・
今改めて思うのは、
バスケ人生において
自分は本当に仲間に恵まれたなぁ
ということです。
指導者に恵まれ、
チームメイトに恵まれ
応援してくれる方々に恵まれ、
こんなに幸せな
バスケット人生は
なかったと思っています。
バスケットを通じて
多くの方から
与えてもらったものを
今後は与えていけるよう、
全力で頑張っていきます。
・・
・
以上、
『ふつうの中学生が全国2位になったお話。』
泥臭いバスケット
エピソードでしたが、^^;
ここまでお付き合い頂き、
ありがとうございました!
昔を思い出しながらの
発信でしたが、
僕のバスケット人生における
かけがえのない、
小林先生との思い出を
こうして文字に残すことが出来、
一つ晴れやかな気持ちです。
チームのみんなと
水も飲めない中、
しんどい練習に耐えたこと、
練習後も声をかけあって
特訓したこと、
長府中にはじめて
ブザービーダーで勝ったこと、
エース和之の負傷を
みんなでカバーしたことや、
優勝候補沖縄に
1ゴール差で勝ったこと、
今も語り継がれる
「高橋ぜんぶ守れー!!」
が生まれた瞬間など・・・^^;
このときの色んな事は
今でも鮮明に思い出せるし、
いつも思い出すだけで
泣けてくるし、
笑うことも出来るし、
本当に素敵な時間でした。
バスケットの神様が
与えてくれた夢のような、
時間に感謝します。
自分の20年前の
泥臭いバスケットエピソードですが、
あなたのバスケット人生を
元気づける、何かのチカラに
なれたら嬉しいです。
それでは
長くなりましたが、
全24話!
ここまでお付き合い頂き、
ありがとうございました!
また今後も
ためになる情報を
お届けさせて頂きたいと思います。
今後とも
考えるバスケットの会を
どうぞよろしくお願い致します!
中川直之
追伸:
その後、
キャプテンの児林は東大を出て、
NHKのキャスターに!
中学からバスケを始めた、
富永はテレビ局のディレクターに!
(24時間テレビなどを手掛けています)
インサイドの田中は
奈良で中学教師となり、
「小林先生になる!」と
日々自分の理想像を追い求めています。
チーム1の理不尽に
耐えてきた高橋は(笑)
地元の製薬会社の重要ポストで
頑張っています!
中学からバスケを始めた
堺はなんと大会ベスト5に!
プレースタイルのごとく
献身的なスタイルで
地元で電化系の仕事を
がんばっています。
何かとエモーショナルな大下は
ロマンチックなプロポーズに成功し、
綺麗な奥さまと幸せな人生を
過ごしているとのことです。(by高橋情報 笑)
決勝の最後のシュートを外した
チームのエース和之は
このときの悔しさをバネに、
高校のインターハイで得点王に!
大学を出てからはアメリカで
プロ選手としてデビューし、
今なお現役のプロ選手として
Bリーグのコートに立ち続けています。
小林先生と
当時を過ごしたそれぞれが、
中学3年間の経験を活かし、
今もそれぞれの人生を力強く生きています。
追々伸:
小林先生は
「部活が見れんくなる」
という理由で
ずっと教頭先生のオファーを
断っていましたが、
最後は立派な校長先生にまで
なられました。
小林先生が定年を迎えた退任式、
卒業生を代表して和之が
アメリカから緊急帰国し、
大きな花束を渡してくれました。
すごく喜んでくれていました。^^
教え子を
すごく大切にしてくれる先生は
今も変わらず、みんなからの人気者です。
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考えるバスケットの会会長 中川直之
合同会社コーチングマインド代表
関門バスケットアカデミー
(Nao塾)コーチングスタッフ代表
バスケットボールメンタルコーチ
日本スポーツ運動学会会員
チームフローメンタルコーチ22期生
スピードコーチング社MOVE認定コーチ
日本実務能力開発協会認定コーチ
コーチングファーム素直塾 主宰
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